筋膜性腰痛の改善ポイント|のぞみ整体院

tel.0263-33-2070

受付時間 8:30~20:00 不定休
〒390-0877 長野県松本市沢村2-15-11

ライン
腰をおさえて痛そうな主婦

筋膜性腰痛の改善ポイントは3カ所

このページでは 整体の観点から
腰痛のなかでも最も多い筋膜性腰痛について解説しています。
日本整形外科学会監修の「腰痛ガイドライン」には「病院の検査で明らかな原因のない腰痛の85%は正確な判別が困難」と記載されています。
つまりほとんどの腰痛は「非特異的腰痛」と言われる原因究明が困難な腰痛ということです。
このような非特異的腰痛は筋肉や筋膜の機能低下によるものなのでレントゲン等画像診断では異常はみられません。
そのため原因がよくわからない腰痛ということになってしまいます。
実際は筋肉筋膜に問題がある腰痛なので筋膜リリースなどの手技療法が良好ですが、このページでは効率的で効果がある体のつながりを利用した改善策を紹介します。 参考にしてください。

1.筋膜性腰痛とは

筋膜性腰痛とは、腰周辺の筋肉の硬化、筋膜の癒着、伸縮性の低下など筋肉と筋膜の機能低下が原因の腰痛で筋・筋膜性腰痛と言われています。
医療機関等で検査して特に椎間板や腰椎の変形など異常がみられないまたお尻や太もも後面などに痛みやしびれが発生する坐骨神経痛の 症状がない腰痛のほとんどが筋・筋膜性腰痛になります。
体を酷使して腰に負担をかけることが多い方や体をあまり動かさないデスクワークの方、長時間の不良姿勢など要因はさまざまです。
ごく一般的な腰痛ですが悪化するとヘルニアや足の方まで放散痛が発生する坐骨神経痛などに発展することがあります。
電気療法や湿布などでは改善させることは難しいですが手技療法で治癒させることができます。
以下に改善ポイントを解説します。

2.筋膜からみる腰痛改善ポイント 殿部筋

腰痛の方なら「腰痛は殿部をもみほぐすと良い」というようなことを聞いたことがある思います。
殿部筋が硬いと腰に負担がかかる、骨盤がゆがむ、胸腰筋膜のバランスがくずれる
このようなことが理由です。
実際 腰痛持ちの方は殿部筋を少し強めに痛いくらいもみほぐすとラクになると思います。
今回のテーマは筋膜に焦点をあてた解説なのでこのなかの胸腰筋膜について解説します。
胸腰筋膜はちょうど腰のど真ん中に位置する筋膜でテント状に張っています。

解剖図

胸腰筋膜は殿部の大殿筋と腕と背中をつないでいる広背筋と連結しています。
さらに腹筋や脊柱起立筋ともつながっています。 この胸腰筋膜がいかに腰痛と関係し重要な筋膜であるかわかると思います。
胸腰筋膜は殿部筋が硬く硬直してくるとバランスをくずし左右の腰のズレが生じ、骨盤のゆがみも強くなってきます。
殿部筋は強めにもんで緩めて、胸腰筋膜は優しくアイロンをかけるような感じで伸ばしてあげることがコツです。

筋膜からみる腰痛改善ポイント 肩甲骨はがし

肩甲骨はがしというのは聞いたことがあると思いますが、腰痛に関係するというとあまりピンとこないかもしれません。
広背筋と殿部筋のバランスを保つために肩甲骨周りの筋肉筋膜を緩めます。 そのためにベストな施術が肩甲骨はがしです。
肩甲骨周りの筋肉が硬直して周りの筋肉筋膜と癒着すると肩甲骨はがしができません。 左右どちらかの肩甲骨はがしができないなどバランスをくずすと右側の腰が痛くなったり左側の腰が痛くなったりします。
筋膜は伸縮性があるのですが不良姿勢を続けたり偏った体の使い方をしているとバランスをくずし筋膜がつっぱった状態になり腰がひっぱられて骨盤もゆがんできます。
この状態をリセットするために肩甲骨はがしが良いのです。

筋膜からみる腰痛改善ポイント ふくろはぎ

ふくろはぎをもむと腰痛がラクになるという経験があると思います。
ふくろはぎをもむと全身の血液の流れ、リンパの流れがよくなるので足腰の痛み背中の痛みなど緩和する作用があります。
ふくろはぎは体重を支え足を前に進める役割があり筋膜ライン上、もっとも硬くなりやすい部位です。
そしてこのふくろはぎが硬くなると胸腰筋膜をひっぱるので腰に負担がかかり腰が重だるくなります。
慢性腰痛の方や重たい物を運んだり体を酷使する方はふくろはぎが硬く硬直しています。
アキレス腱や足首も硬くなり腰に強い負担がかかってしまうという悪循環になります。
このふくろはぎを緩めておくと血液リンパの流れが良くなり胸腰筋膜をひっぱることもなくなります。

ふくろはぎもみのイメージ

腰痛でお悩みでしたらのぞみ整体院で解決しませんか