股関節の軟骨のすり減りと痛みの因果関係

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股関節のストレッチ

股関節の軟骨のすり減りが痛みの原因?

股関節が痛くて病院で検査を受けるとよく「股関節の軟骨がすり減っています」という説明があります。
股関節の軟骨がすり減っているのは事実でもそれが本当に痛みの原因なのかは別です。
私は多くの方の股関節痛の方や変形性股関節症の方を施術させていただいていますが経験上、 股関節の軟骨のすり減りと痛みの因果関係はないと思っています。
ベテランの整体師や整形外科の医師など臨床経験が豊富な方ならこのことはわかっているはずですが、いろいろな都合上あまり認めたくないのでしょう。
そのあたりのことを解説してありますので参考にしてください。

1.軟骨は加齢とともにすり減ります

股関節にかぎらず膝関節、腰椎など各関節の軟骨は加齢とともにすり減っていき変形もします。
しかし、中高年、高齢の方でもどこも痛くないという方はたくさんいらっしゃいます。
そういう方でも軟骨はすり減っています。
つまり股関節の痛みの原因は軟骨がすり減っていることではないのです。
もし軟骨がすり減っていることが痛みの原因であればストレッチ、整体、湿布、電気療法・・何をしても痛みはとれません。
しかし整体、ストレッチ、運動などで痛みは改善します。
股関節の痛みが軟骨がすり減っていることが原因だというと上記のようなさまざまな矛盾が生じます。

2.軟骨のすり減りと痛みは全く関係ないのか

軟骨のすり減りと痛みは関係ないのかというと軟骨の減りが進むと骨盤と大腿骨を結んでいる股関節が機能しなくなり 骨と骨がぶつかるようになり強い痛みが発生します。
つまり軟骨のすり減りが早く、悪化してしてしまうと痛みの原因は軟骨のすり減りということになります。
しかしそこまで悪化するには生活習慣や体質などそれなりの原因があってのことで初期の段階で適切な対応をすれば防ぐことができると考えられます。
いずれにしても股関節の痛みは「軟骨のすり減りが原因です」ではなく適切な療法で改善ができる症状です。

3.股関節の痛みの原因

股関節の痛みをネットなどで情報収集すると「変形性股関節症」や「軟骨のすり減り」などが原因としてよく出現してきます。
変形性股関節症は広義にとられていて多少なりとも股関節の軟骨が減っているような所見がみられると変形性股関節症ということになります。
その判断は医師の判断になるわけですが医師によっても診断は異なることでしょう。
変形性股関節症になると人工関節、歩けなくなる・・悪循環を想定させてしまうような情報が散乱していますが、当てはまる方はごく一部の方だけです。
股関節の痛みの原因は、大腿骨と骨盤をつなぐ股関節の噛み合わせの不具合です。
この股関節の噛み合わせの不具合を発生させる原因は、骨盤のゆがみ、殿部筋の硬直、ハムスト筋内転筋のアンバランス、 腰痛膝痛などさまざまな原因が絡みあったものです。
湿布、電気療法、鎮痛薬、注射・・これらの方法で治る症状ではないのです。

4.股関節の痛みの整体

股関節の痛みに対する整体は、痛みの原因である大腿骨と骨盤をつなぐ股関節の噛み合わせの不具合の調整です。
そのために骨盤矯正、股関節矯正、身体のゆがみの調整、硬化した筋肉・筋膜・腱の調整も行います。
股関節の痛みというとどうしても軟骨がすり減っている、変形性股関節症という固定概念があるようですが、 上記で記した通り痛みの原因ではなく、現状の状態を示しているもので軟骨がすり減っていたり股関節が変形しているのは事実だと思いますが それが痛みの原因ではありません。
実際 私は人工関節をすすめられている方や変形性股関節症の診断を受けて思うように歩けない方も改善させています。
改善というのはすり減った軟骨を増やしたわけでもなく変形を治したわけでもなく、痛みを消失させたということです。
整体で関節の変形や軟骨の摩耗を回復することはできませんが、股関節の不具合を修正し痛みを緩和消失させることはできます。
整体施術で全ての股関節の痛みを解消できるわけではありませんが、痛みで困っているなら試す価値はあると思います。

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股関節の軟骨のすり減りと痛みの因果関係ついて解説しました。
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