
癒着性肩関節包炎を解決
このページでは
整体の観点から「癒着性肩関節包炎」について解説しています。
癒着性肩関節包炎は五十肩、肩関節周囲炎と同様の症状なのですが、
そもそも五十肩の原因や症状などは幅が広く有識者の見解もさまざまです。
ここでは私の長年の整体経験からの見解を記します。
癒着性肩関節包炎は、五十肩の中でも凍結肩と言われる重い症状で慢性化しやすい印象があります。
そのあたりのことを解説していますので参考にしてください。
1.癒着性肩関節包炎とは
癒着性肩関節包炎は、
加齢やケガなどで肩関節周囲の組織が炎症をおこし肩関節を包んでいる膜の関節包が拘縮して肥厚し肩が硬くなった凍結肩の状態です。
肩の痛みと可動域制限が発生します。
五十肩は、通常、初期の痛みが強く出る炎症期、痛みが少し和らぎ可動域が低下する拘縮期、回復に向かう回復期の3つの期間があると言われています。
それぞれの期間は個人差や症状によりさまざまです。
私の印象では、癒着性肩関節包炎はあきらかに他の五十肩と比較しても拘縮期の可動域制限も強く
回復期が長いというよりしっかりリハビリをしないと自然回復はしないのではないかと思われます。
五十肩をきっかけに可動域制限が何年も回復しないという肩は関節包の癒着が強く肩周りの筋肉や筋膜の硬化、関節の軸のズレが原因と考えられます。
2.整体からみる癒着性肩関節包炎
五十肩、肩関節周囲炎、癒着性肩関節包炎これらは言い方が違うだけでみな同じという見解があるようですが、
五十肩のような症状がみられる方でも関節のズレや筋肉筋膜の硬化が原因で関節包の癒着まではしていないこともあると考えられます。
そのような肩は、比較的改善も早く数回の施術で可動域の制限が解消されます。
関節包が癒着して関節のズレ、筋肉筋膜の硬化癒着がある肩は、可動域が狭くなかなか改善されないのであきらめて放置してしまったり慢性化する傾向があります。
何年も肩があがらないという方もよくみるのですが、やはりこのような所見がみられます。
関節がズレた状態で癒着して固まっているのでいくらストレッチしてもリハビリをしても改善しないのです。
そもそもアプローチの仕方が間違っているので一向に回復しないのです。
3.癒着性肩関節包炎の可動域制限を回復させる
癒着性肩関節包炎は、慢性の可動域制限という印象があるのでそのような観点からいかに回復させるかということを解説します。
慢性の可動域制限ということは、それまでリハビリやストレッチなどそれなりにやってみたあるいは自然回復を待っていたがよくならなかったということだと思います。
それは上記で記した通り、関節がズレている、関節包が癒着している、周囲の筋肉筋膜の硬化、これらの症状を解決していないので回復されていないのでしょう。
また長期間、肩を動かす範囲が狭かったので首、腕、背中の筋肉のアンバランス身体のゆがみ肩甲骨の動きの低下などもあります。肘もしっかりと伸びない状態と推測できます。
このような状態なので肩ばかりに何かしても解決しません。肩ばかりにこだわっているのも治りにくくさせている原因です。
整体では、全身の調整をしながら硬くなった肩をくずして関節のズレを整えていきます。
関節のズレが整うとストレッチが効いてきます。正しい関節の位置でストレッチや運動療法を行うと筋肉が緩み筋力が回復してきます。
整体とセルフストレッチの併用で可動域は徐々に広がっていきます。
回復していく過程の中で痛みやだるさなどの好転反応がでてくるのでそれを理解して続けていくことで回復されます。
慢性の肩の痛み、可動域制限でお悩みでしたらのぞみ整体院で解決しませんか
癒着性肩関節包炎について解説しました。適切な整体施術で改善がみこめます。
こちらに肩の症状の関連ページがありますのでお悩みでしたら読んでみて下さい。