
癒着をはがす
このページでは
整体手技でよくおこなう癒着をはがすについて解説しています。
慢性の凝りや痛みしびれの症状は筋膜や筋肉の癒着、神経の内部組織の癒着があります。
慢性腰痛、慢性肩こり、五十肩、坐骨神経痛などは必ず内部組織の癒着があり筋肉の硬化、関節のゆがみがみられます。
癒着をはがすというと筋膜リリースを思い浮かべる方が多いと思いますがここでは広義の癒着をはがすことについて解説します。
1.癒着とは
長時間の不良姿勢、体の使い方のくせ、ケガ、加齢などで筋膜や筋肉がくっついて(癒着)しまうことがあり
ツッパリ感や凝り、痛みなどが発生します。
肩こり、腰痛などが慢性になっている場合はこの癒着がおきています。
筋膜の癒着をはがす療法にNHK『試してガッテン』でも紹介された筋膜リリースというメジャーな療法があります。
ほとんどの整体などの院ではこの筋膜リリースの施術をおこなっているので受けることができると思われます。またご自身でセルフケアをすることもできます。
しかし、癒着は筋膜だけでなく神経や筋肉にも発生します。
神経は内部組織(脂肪、血管、リンパ管、靱帯、筋肉など)と癒着することがあり
筋肉の癒着は癒着というよりはくっついてしまって本来の力が発揮できない状態のことです。
このように癒着がおきると体に悪影響を及ぼします。
2.さまざまな問題をおこす癒着
癒着がおきると筋肉筋膜の伸縮性が低下し腱の硬化がすすみ関節の伸縮性も低下してしまいます。
たとえば肘や膝の関節が常に曲がっていてしっかりと伸びないなど本来はしっかりと伸びるはずなのに癒着によってさまざまな障害が発生します。
このような障害が慢性痛を引き起こします。
神経も神経周辺の内部組織と癒着することがあります。
神経が圧迫されると痛みシビレが発生するという通説がありますが、さまざまな研究で神経は圧迫された程度では痛みシビレは発生しないことが明らかになっています。
しかし神経が圧迫され続けると炎症をおこしたり滑走性が低下して内部組織と癒着することがあります。
これが慢性のしびれの原因と言われています。
3.癒着をはがす整体
癒着が発生する原因は身体の使い方のくせなどで疲労がたまり血液リンパの流れが悪くなり筋肉が凝り固まり筋膜が萎縮して癒着します。
またケガや手術後の体が修復される過程でも筋膜や内部組織などが癒着します。これが後々の慢性症状など不調の原因になります。
このような癒着は筋肉の硬化や筋力の低下をまねき筋肉がひっついたような状態になります。
神経の癒着は、ヘルニアや狭窄症など神経の滑走性が阻害されるような状態で起きやすくなります。
このような癒着をはがすという手技が整体でやるべき施術だと思います。
筋膜の癒着をはがすのは難しいことではなく筋膜は丁寧に伸ばすだけで癒着ははがれて柔軟性のある筋膜に変わってきます。
硬化した筋肉をゆるめて凝りをほぐし血液リンパの流れをよくし神経の滑走性を促し不調を好転させるのが整体です。
癒着をはがすことにフォーカスしましたが痛みしびれ凝りなどの慢性症状を改善させるにはやるべきことはまだまだあります。
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癒着をはがすについて解説しました。
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