
口の開閉時に顎がカクカク音がする!原因と対策
				このページでは
				整体の観点から顎がカクカク音がする!原因と対策について解説しています。
				口の開閉時に顎がカクカク音がする症状は典型的な顎関節症です。
				音がする症状は顎関節症がかなり進んでいる状態なので放置しても自然治癒は難しい症状です。
				また音はするものの痛みまではないこともあり放置してしまいがちなので後々悩まされることになります。
				そのような場合の解説をしていますので参考にしてください。			
			
顎関節症 音が鳴る原因
口の開閉時にカクッと顎の音が鳴るのをクリック音とか関節雑音といいます。
            この関節雑音は、痛みはなく音だけがするタイプと痛みを伴うタイプがあります。
            ただし、痛みがないからといって放置しているといずれ痛みを伴うようになり口をあけると痛みが発するようになります。
            この音がなる関節雑音の原因は、関節円板のズレです。
            関節円板とは、上顎と下顎の骨がぶつかることがないように間にはさまっている靱帯のような組織です。
            この関節円板が口の開閉時に顎の動きをスムーズにする役割を担います。
関節円板がズレる原因は、
            片側の顎ばかり使い継続的に顎に強い負荷がかかっていたり固い物を噛んだ瞬間に強い圧力が加わったり顎を強打したりしたときに前側にズレることが多いです。
            また首肩こり、体のゆがみ、頸肩腕の疲労やストレスなども顎関節がズレる要因になります。
			ズレた関節円板は口の開閉時にズレたり戻ったりを繰り返します。
            このとき口の開閉時にカクッと音がする瞬間に下顎が左右にぶれるような動きをすることがあります。
            この段階では顎に違和感は感じるものの痛みまでは発しないことが多いです。
            痛みがないからといって放置すると関節円板のズレが戻らなくなり口があけられなくなったり痛みが強くでることがあります。
顎関節症の放置はさまざまな不調の原因に
顎関節症で顎が鳴るような症状がでても痛みまではでないと放置してしまうことが多いでしょう。
            また、歯科でマウスピースをつくってもらい装着していても症状が変わらないとあきらめて放置している方も多いではないでしょうか。
            音はするけど痛みはないという状態は長期間になることもあり、関節円板がズレたり戻ったりを繰り返している状態です。
            しかし、口の開閉時にカクカクしている症状が続くと顎周りの筋肉の硬化、顔のゆがみ、斜頸、頭痛、耳なり、三叉神経痛、自律神経失調症など
            さまざまな不調が発症する要因になります。
            また関節円板がズレたまま戻らなくなったり、関節円板が変形してしまうとある日突然、強い痛みと口が開かなくなってしまうという症状がでます。
            朝起きたら口が開かなくなってしまったということが実際におきてしまいます。
顎が鳴る症状の対策
顎の関節雑音がするということは顎関節の関節円板がズレているので
            この関節円板のズレをもどしてズレないようにすれば関節雑音はなくなります。
            ご自身でできる対策でちょっとした顎の運動をご紹介しますので参考にしてください。
			顎を少し上に向かって動かす動作と顎を突き出す動作をするだけです。
            顎の構造は下顎が頭蓋骨にぶら下がっているような感じになっています。
            そして周りの咀嚼筋で下顎を動かして口を動かしています。
            物を食べるとき話をするとき下顎を動かします。
            これを逆の動きをします。下顎を手で固定して上顎(実際は頭蓋骨)を上に動かします。
            この動作を数回おこなっているうちに音がなくなることがあります。
            つまり関節円板のズレがもどるのです。
症状が軽かったり初期の段階でしたらこの動作を毎日数回行っていると治ることがあります。
            この動作で効果を感じなかったら下顎だけを突き出すように口を開けます。
            口を開けるのが痛かったら下顎を突き出す動作だけでもいいです。
            関節円板は前にズレるので下顎を突き出したりもどしたりする動作で正常な位置にもどることがあります。
            この二つの動きを根気よくやってみてください。
            顎の音が消失する可能性があります。
            ただし関節円板が完全に変形してしまった状態だと効果はありません。
            この動作で顎が鳴らなくなっても咀嚼筋の硬化や頭蓋骨、頸椎のゆがみはそのままなので再発したり痛みがのこっていたりします。
            やはり根本解決には整体でゆがみを整え硬化した筋肉を緩める施術をうけながら上記の動作を併用して行っていくことで根本解決がのぞめます。
顎が痛い 顎がカクカク鳴る症状の症例
■顎の音がして下顎が左右にぶれる感じ 20代男性
                顎の音が気になる前から右顎につっぱるような違和感を感じていた
                あるとき口の開閉時にカクッと音がするようになった 痛みはないものの日増しに悪くなっている感じはしていた
				口をあけるとカクッと音がして同時に顎が左右にズレるような症状もでてきて痛みもでてきた
                歯科と他の整体院に行ってみたが治る気がしないということで当院へ来院。
                状態は、口を開けると右顎の音がすると同時に下顎が左右にずれる 痛みは強くはないものの若干ある 音が気になるようになってから1年くらい
                このような症例は、右側の首から頬にかけて筋肉が強く硬直した状態が続き顎関節にズレがでてきたものと考えられます。
				徐々にズレが大きくなり下顎が左右にぶれる症状もでてきたと思われます。
				身体のゆがみも大きく顎ばかりをみても改善しません。
				施術は全身を調整してゆがみを整え、右側の首と頬筋をゆるめバランスを整え、ツッパリ感をとり顎関節への負担を減らしズレを矯正します。
				そして上記の3で記した顎のストレッチを毎日行ってもらいます。ストレッチと併用して数回施術をすると左右のぶれる感じが消失します。
				徐々に顎の音も軽減消失します。
				この症例の方は、週一回の施術ペースで音の消失まで6回の施術でした。
			
■顎がカクカク音がするようになって5~6年 30代女性
				慢性の頭痛首肩こりで左顎が口の開閉時にカクカク音がする 口をあけると痛みもでてあけにくくなってきたのでとりあえず歯科へ受診
				マウスピースを装着して経過観察。これでは治る気がしないということで当院へ来院。
				状態は、口をあけると左顎が痛くカクッと音もする 音は5~6年前からしていたが2ヶ月ほど前から痛みもでてきた 慢性の頭痛首肩こりに悩まされている
				このような症例は、慢性の首肩こりが原因で身体のゆがみもあり左顎に負担がかかって徐々に左側の顎関節がズレてきたものと考えられます。
				口があけにくくなって痛みが発生するようになったのは左の首、頬、頭の筋肉が硬直してバランスをくずした状態と考えられます。
				全身の調整をしないとマウスピースをしても改善することはないと思われます。
				施術は全身を調整してゆがみを整え、頭痛首肩こりの調整をしてバランスを整え、顎関節への負担を減らし痛みを消失させます。
				痛みの消失と口のあけにくさの解消は数回の施術で可能です。
				そして上記の3で記した顎のストレッチを毎日行ってもらいます。ストレッチと併用して顎関節の矯正の施術をしていきます。
				徐々に顎の音も軽減消失します。
				この症例の方は、週一回の施術ペースで3回の施術で顎の痛みは消失、その後3回施術して音が気にならなくなってきたので終了。
			
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顎が鳴る!原因と対策 について解説しました。顎関節症は、適切な手技療法で快方できます。
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運営者情報

のぞみ整体院 小林賢一郎
平成19年松本市沢村で開業。
				整体施術歴20年の経験と知識をもとにみなさまの健康にお役に立つ情報を発信したいと思います。
長野県松本市沢村2-15-11
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